ニュース記事
原作とは完全に別物ですものね。
テレビゲームやマンガなど、すでに大成功している作品をもとにハリウッド映画化すると……コケることが多いです。
マンガ「ドラゴンボール」を実写映画化した2009年の「ドラゴンボール・エボリューション」も、まるでその法則が発動したかのような作品でした。それはクリエイターの良心やキャリアにとっても痛手となるわけで、今でも後悔しているという脚本家がファンへ謝罪しています。
これは「ドラゴンボール」の大ファンにしてライターのデレック・パデューラさんが、執筆中の本のために「ドラゴンボール・エボリューション」の脚本を手がけたベン・ラムゼイさんにインタビューを行った時のもので、デレックさんのブログに掲載されました。
いつかこのような日が来るとは思っていました。「ドラゴンボール・エボリューション」は私のものづくりの人生にとって、非常に痛々しい楔を打ち込むことになりました。あのようなかたちで世界的に私の名が知られるのは、断腸の思いです。それに世界中から怒りと憎しみがつづられたメールが届くことにもまた、心を折られました。
私はこれまで何年もかけて責任から逃れようとしてきたのですが、最後の最後に言葉としてページに書かれたことで、ファンの皆さんをガッカリさせてしまった全責任を負うことにしたんです。これまで(良い物にしようと)全力を尽くしてきましたが、結局私は「ドラゴンボール」を失墜させてしまいました。
私は「ドラゴンボール」のファンとしてではなく、ビジネスマンが業務を請け負うかのように、この仕事で大金が支払われることに目がくらんでしまったのです。私はこのことから、創造的な仕事に情熱なく取り組んだ場合には、最低の結果が伴うこと、そして時として作品を薄っぺらいゴミにしてしまう副作用もあることを学びました。
そのため、私はこの責任を誰にもなすりつけず、自分自身のものとしていきます。他のシリーズのいちファンとして、もし自分が愛して楽しみにしている作品にガッカリさせられたら、どういう気持ちになるのかは良く理解しています。
世界にいる「ドラゴンボール」ファンの皆さんへ、心からお詫びします。
これを償うためには、わたしが情熱を注ぐことができ、なおかつ皆さんが好きになってくれる、それでいてすごくクールで娯楽性にあふれた作品を創ることだと考えています。いま私がやることはそれだけです。
こうして製作者が謝るのは珍しい例なだけでなく、お金に目がくらんだという告白はそれ以上に希少なものでしょう。それほど世界中にいる「ドラゴンボール」ファンたちを怒らせてしまった、そして駄作にしてしまった反省があるのだと考えられます。
とはいえ、「ドラゴンボール・エボリューション」がこれほど酷評されるのは脚本だけが原因ではありません。作品に対する愛情がない人を起用したスタジオやプロデューサーはもとより、映像を作る現場にいた監督などなど、もっといろいろな人たちがあーだこーだやった結果が本作なのです。
(C) 2008 Fox,Based on DRAGONBALL series by Akira.Toriyama. DRAGONBALL TM & (C) Bird Studio / Shueisha, Inc.
source: The Dao of Dragonball via Comic Book Resources
Katharine Trendacosta – Gizmodo io9
(岡本玄介)
ギズモード・ジャパン 2016.05.08 19:00
http://www.gizmodo.jp/2016/05/writer-of-dragonball-evolution-apologizes.html
実写版映画『ドラゴンボール・エボリューション』について
『DRAGONBALL EVOLUTION』(ドラゴンボール・エボリューション、Dragonball Evolution/龍珠演変)は、アメリカ合衆国の映画作品。鳥山明の漫画作品『ドラゴンボール』を実写で映画化した作品である。監督はジェームズ・ウォン。20世紀フォックスが制作・配給を行った。
2009年3月10日、日本武道館でワールドプレミアが行われたのち、2009年3月13日に原作の発祥地である日本で先行公開され、同年4月10日に全米公開された。
2002年3月にハリウッドの映画制作会社20世紀フォックスが『ドラゴンボール』の実写映画化権を獲得したと発表した。
2002年に鳥山明が米版『SHONEN JUMP』の創刊イベント出席のため渡米した際、20世紀フォックス関係者と会いキャストに関する要望を聞かれた。
2004年にはベン・ラムジー(「ビッグ・ヒット」)が、50万ドルの契約金で脚本家として20世紀フォックスと契約を結んだ。また、アレハンドロ・アメナーバルは来日時のインタビューで監督としてオファーがあったことを明かした。
これ以降本作に関する情報は途絶えていたが、2007年後半に入り、実際に製作費1億ドル超の大作映画として制作中であることが明らかになった。しかし、後に公表された実際の製作費は約4500万ドルであった。ストーリー
7つ揃えると、どんな願いも叶えてくれるというドラゴンボール。
本来の力を隠し、普通の高校生として暮らしていた孫悟空は、18歳の誕生日に祖父の孫悟飯を何者かに殺害される。
その犯人、2000年の眠りから目覚めたピッコロ大魔王の世界征服の野望を阻止するため、ドラゴンレーダーで悟空の持つドラゴンボールを奪いに来たブルマや、盗賊として行く手を阻むヤムチャ、自宅に侵入してきた悟空達を強盗と勘違いする武天老師らと共に、修行をし、残りのドラゴンボールを探す旅に出る。
自分の中に眠る大猿の力を制御できずに仲間を襲いはじめる悟空。大猿の力を制御し、ドラゴンボールを全て集め、祖父悟飯の仇、ピッコロ大魔王の世界征服の野望を阻止する。『ドラゴンボール・エボリューション』予告編
» DRAGONBALL EVOLUTION – Wikipedia
このニュースに対するネット上のコメント
この画像だけで笑えるわwww
スーパーマン作った人が作ってたらおもしろかっただろうな
>>30
>ベン・ラムジーが、50万ドルの契約金で脚本家として20世紀フォックスと契約を結んだ
今だと5300万円、、、、こりゃ飛びつくわなw
これ三部作予定だったんだよなw
>>1
https://twitter.com/derekpadula/status/727519856220770305
Dragon Ball Evolution Writer Apologizes to Fans | The Dao of Dragon Ball
http://thedaoofdragonball.com/blog/news/dragonball-evolution-writer-apologizes-to-fans/
>>9
べつにあいつは責任とって死んだわけじゃないからな
あれほどやりたがってたんだから、三池にやらせりゃよかったのに
ワイルド7も含めて
テラフォーマーズの惨劇を見るに、三池には原作ものはアカン。
>>25
テラフォーマーズはヒットしてるから。何を持って惨劇と言うんだろう。
嫉 妬 か ?
あれヒットしてるの?
誰か3行にしてくれまいか
大金に目がくらんでしまい
糞みたいな脚本を書いてしまいました
ファンの皆さんごめんなさい
ピッコロさん
鳥山さん
すいませんしたっ!!
お前のキャリアは終わったんだよ
原作に比べてアニメのドラゴンボールですら野沢の声が耳障りでイマイチだと思ってたし、表現手法が違えば受け取り手のイメージも違うししょうがない部分はあると思う
問題はただひとつ、クッソつまらなかったということだよ
最もクズなのは鳥山と現地制作陣の間を取り持ったブローカーか
あの出来では、企画書段階からヤバそうというのは想像できるが
それでも鳥山先生が断れない大人の事情があったのかな(´・ω・`)
映像化の権利持ってるのだいたいは出版社らしいぞ
作者が知らん間に決定していたとかあるそうだ
>>35
亀1混ざってる
けどさ、『それやったら絶対失敗するよね?』
って原作レ◯プ企画は誰の手によってどんな工程で行われるのか知りたい。
エッセンスやオマージュ作品として全く別の物を作った方がいいと思う。
拳法で強くなるというベストキッド的な要素も絶対だからな
それらを入れずにスーパーサイヤ人だのという無くてもいい要素を先走る奴は作品を理解してないニワカ
極端な話、舞空術や気孔波なんて概念すら不要。そんなものは1作目が人気でた場合の2作目の要素にすればいい
色んな人間が口出して全然別物になる
>>私はこの責任を誰にもなすりつけず、自分自身のものとしていきます。
>>作品に対する愛情がない人を起用したスタジオやプロデューサーはもとより、
>>映像を作る現場にいた監督などなど、もっといろいろな人たちがあーだこーだやった結果
なにこいつ
豪快になすりつけまくってんじゃねえか
下二行は脚本書いた奴じゃなくて記事書いた奴の言葉だろ
読解力無いのかよ
金のために娘を売春宿に売った
アメコミみたいなキャラがいればなんでもアリっていうのなら別だけど
覚えてないけどさ
脚本家だけの責任じゃないだろう。